診療内容
眼瞼下垂まぶたの"下がり・垂れ"等の症状を
自然にキレイな仕上がりへ
眼瞼下垂とは
眼瞼下垂とは眼を開いた時に上のまぶたがうまく挙がりにくい状態を指します。
眼瞼下垂には筋肉が上手く働かないことによるもの(狭義の眼瞼下垂)と、皮膚のたるみによるもの(広義の眼瞼下垂)の2種類があり、それぞれを確実に診断しておくことが、良い手術結果につながります。
眼瞼下垂になると自然と眉毛を上げたり顎を上げたりして対応しようとするため、眉毛が上がり、おでこにシワが寄り、頭痛や肩こりといった症状が出現します。

当院では年間1824件(2022年1月から12月まで;総手術数9,000件のうち)の眼瞼下垂手術を手掛けております。この手術件数は国内のみでなく、海外も含めてトップレベルです。
その手術症例数に基づいた経験を活かし、患者さん個々人のまぶたの状態に合わせた診断と治療を行っています。他の医療機関で治らなかった、もしくは失敗してしまった方の修正も数多く手がけておりますので、どうぞ安心してご来院いただけたら幸いです。
(狭義の)眼瞼下垂とは
筋肉は筋肉本体と、動かすものをつなぐ腱に分けられます。(ふくらはぎの筋肉とアキレス腱を考えると想像しやすいです)
狭義の眼瞼下垂では筋肉とまぶたをつないでいる挙筋腱膜という部分が緩んでいる場合と、まぶたを上げる筋肉自体が動かない場合の2つがあります。
このような場合には黒目や茶目の露出が少なくなり、眠いような表情になります。また眉毛を上げて物を見ようとするため、額にシワが寄ります。
一番多いのは老化やハードコンタクトレンズによって腱膜が伸びてしまい、筋肉の動きが伝わらなくなってしまう腱膜性眼瞼下垂です。
これには伸びてしまった腱膜を若い時の位置に戻すことで治療を行います。同時に余分な皮膚や脂肪を切除し、二重まぶたを作成することもあります。
また後天的に筋肉が働かない疾患(生まれつき筋肉が動かない先天性眼瞼下垂や重症筋無力症、慢性進行性外眼筋麻痺など)にかかることで起こる眼瞼下垂には、まぶたの挙上を眉毛の筋肉に肩代わりをさせる前頭筋吊り上げ術を行います。
広義の眼瞼下垂
まぶたを上げる筋肉に異常は無くても皮膚が垂れ下がり、視界を狭くしている状態が広義の眼瞼下垂です。
年齢を重ねれば必ず皮膚が伸びてきますので、40歳以上では万人に多少の皮膚のたるみが存在しています。
もともと一重まぶたの方は皮膚が直接垂れ下がるので眼瞼下垂の症状が強く出ることがあり、若い方では10代から目の重さ、肩こり、頭痛、おでこのシワ、逆さまつげなどの症状が出ることがあります。
治療は垂れ下がった皮膚の切除と二重線の作成になります。
正常

眼瞼下垂の状態

左が正常な状態、右が狭義の眼瞼下垂の状態です。 黒目・茶目の露出面積が少ないことが分かると思います。
眼瞼下垂で、
こんなお悩みを抱えていませんか?

眠そうな目、目つきが悪いと言われる
黒目の中心部分に上まぶたがかかっている
容姿が気になり人に会いたくない
アメリカで先進的な医療を学んだ、
国内でも少数の眼窩・眼瞼専門のDr.鹿嶋にご相談ください。
新前橋かしま眼科形成外科クリニック 院長 鹿嶋 友敬


経歴
2002年 | 群馬大医学部 群馬大 眼科 |
---|---|
2004年 | 伊勢崎市民病院 |
2005年 | 群馬大 眼科 |
2007年 | 聖隷浜松病院 眼形成眼窩外科へ 国内留学 |
2009年 | 群馬大にて眼形成外来を開設 |
2012年 | 学位取得 群馬大学眼科 助教 |
2014年 | アジア太平洋眼形成学会理事 |
2016年 | カリフォルニア大学ロサンゼルス校へ 留学 |
2017年 | 新前橋かしま眼科形成外科 クリニック 開院 |
2018年 | オキュロフェイシャル クリニック東京 開院 |
海外・国内活動
2009年 | Singapore National Eye Center |
---|---|
2010年 | アジア太平洋眼形成外科学会 北京 Invited Speaker |
2011年 | ヨーロッパ眼形成学会 コモ (イタリア) |
2012年 | 世界眼科会議 アブダビ Invited Speaker Asia ARVO シンガポール Invited Speaker APAO 釜山 Invited Speaker アメリカ眼科学会 シカゴ Invited Speaker |
2013年 | APAO ハイデラバード Invited Speaker アメリカ小児眼科学会 シンガポール Invited Speaker ヨーロッパ眼形成学会 バルセロナ |
2014年 | 世界眼科会議 東京 Invited Speaker アジア太平洋眼形成外科学会 デリー アメリカ眼形成学会 シカゴ |
2015年 | APAO 広州 Invited Speaker |
2016年 | KSAS(Korea Society of Aesthetic Surgery) meeting in Seoul ITEDS(International Thyroid Eye Disease) meeting in London APSOPRS & JSOPRS joint meeting session chair iseminer 甲状腺眼症の手術治療 |
患者様へのご挨拶
世界中の誰であっても自分の体にメスを入れるというのは恐怖を感じることだと思います。
私達のポリシーは、「できるだけ痛みの少ない治療」「常に最新の治療」を目指すことです。
痛みをできるだけ少なくする工夫を行い、そこからさらに世界の新しい知見を取り入れた手術、そして全国でも有数の手術数からの経験を基に治療を行っていくことで、手術を受ける方々に安心して治療を受けていただきたいと思っています。
私が専門としている眼形成眼窩外科を行うことができる医師は全国的にも非常に少ないです。 日本全国で治療できる医師がいないために治療が不可能であると諦めておられる方々が沢山いらっしゃいます。
私の目標は、まさにそのような治療を受けることが出来なかった患者様たちを治すことにあります。
これまで培ってきた豊富な知識と経験を、可能な限り痛みの少ない麻酔方法で治療いたします。治療に迷われている方々は、是非一度ご相談ください。
まずはご相談ください
日本では眼形成の専門医師・専門施設が少なく、治療に対する情報量も少ないのが現状です。
その為多くの場合、病気や事故等によって目の周りの表情が変化した患者様が自分の症状は治らないものだと思い込んでしまい、元の状態に戻す事を諦めてしまっている事が多いと感じています。
私はこれまで10年にわたり日米通算1万件件以上の手術を行った知識や経験を患者様の為に提供していきたいと思っています。

治療法について
- 【(狭義の)眼瞼下垂への手術】
腱膜性眼瞼下垂への手術は、伸びてしまった腱を若い時の位置に縫い直すことで改善することが出来ます(挙筋短縮術)。手術と同時に余分な皮膚の切除や、重さの原因となっている脂肪の切除を行うこともあります。軽度の場合には10分程度で終了しますが、状態によっては60分程度かかることもあります。 - 【皮膚を切らない眼瞼下垂手術
(経結膜挙筋短縮術)】
皮膚を切りたくない場合には、結膜側からの挙筋短縮を行うことが可能です。余剰皮膚の少ない、比較的若い年代のかたにお勧めします。
眼瞼下垂手術(腱膜修復術)
眼瞼下垂手術、経皮でのアプローチです。腱膜の修復だけであれば短時間で終了します。
※実際の手術動画ですので、苦手な方はご遠慮ください。
眼瞼下垂の手術動画
皮膚を切らない眼瞼下垂手術
(経結膜挙筋短縮術)
皮膚を切りたくない場合には、結膜側からの挙筋短縮を行うことが可能です。余剰皮膚の少ない、比較的若い年代のかたにお勧めします。
※実際の手術動画ですので、苦手な方はご遠慮ください。
皮膚を切らない手術動画
(狭義の)眼瞼下垂の症例
case.1
術前

術後

術前は黒目の面積が小さく眉毛が上がっているため、睨んでいたり、不満を抱えたりしているような目つきをしています。
術後には改善し、良い目つきになっていることが分かります。
case.2
術前

術後

こちらも術前には黒目の面積が小さく眉毛が上がっているため、悪い目つきになってしまっていますが、術後には改善し良い目つきになっています。
皮膚弛緩(広義の眼瞼下垂)
皮膚弛緩(広義の眼瞼下垂)とは
皮膚がたるんで視野の邪魔をしたり、まつ毛を下げて逆さまつげになってしまったりしてしまうものです。
強く目を開こうとするため、頭痛や肩こりの原因になっていることも多い疾患です。
皮膚弛緩か狭義の眼瞼下垂か?
黒目・茶目が見えないと不明
黒目・茶目が見えていないため、
皮膚弛緩であるのか、
狭義の眼瞼下垂であるのか分かりません。
皮膚をあげると判明した
皮膚をつまみ上げると黒目・茶目は
十分に露出していることが分かります。


皮膚弛緩への手術
まぶたの皮膚をしわの方向に瞼縁から5mm程度の位置で切開し、余剰の皮膚を切除します。二重瞼を作製し皮膚を縫合します。脂肪を切除する場合があります。
切って縫うだけの単純な術式ではありますが、デザインや縫い方にコツがあります。
目の横幅を大きく超えて目じりの皮膚まで切除しないと、逆に術後に目じりのしわが増えたように感じてしまうことがあるのです。
前述の治療後の写真
余剰皮膚を切除して二重まぶたを作ると、
黒目・茶目が十分に露出しました。

皮膚弛緩(広義の眼瞼下垂)の症例
case.1
術前

術後

この方は左まぶたを他院で切除された後に修正を希望されて来院されました。
(左画像)
他医にて2回手術を行うが、皮膚弛緩が改善せず当院を受診皮膚を切除し、まぶたの膨らみの原因となっていた脂肪の切除を行い、重瞼を作成し、まつ毛を立たせた。
(右画像)
まだ内出血がすこし残存しているが、綺麗な二重まぶたになっている逆さまつげも改善している。
case.2
術前

術後

(左画像)
右の目じりに皮膚が余っているため二重のラインが不自然になってしまっています。このように切って縫うだけの単純な手術ですが、デザインが悪いと仕上がりが非常に悪くなってしまうのもこの手術の特徴です。
(右画像)
両方のまぶたを当院で手術しました。ほぼ左右差もなく、目じりのシワも自然になりました。
眼瞼下垂治療の
副作用やリスク、注意事項
- 術中にまぶたの形を確認するため主に局所麻酔で行いますが、小児の場合など状況に応じて全身麻酔で行います。
- 術前に痛みを感じにくいように鎮静剤を使用することがあります。
- 局所麻酔で手術をおこなう場合、重い痛みを感じることがあります。痛みが辛いようであれば、麻酔薬の追加や鎮痛剤の投与で対応します。
- 複数回手術をされている方は痛みが強い傾向にあります。
- できるだけ左右差を少なくするように手術を行いますが、完全に左右対称にはなりません。術後に左右差が大きい場合には再度縫合処置をしたり、再手術を行ったりする事があります。
- 術後徐々に傷痕は目立たなくなりますが傷痕が目立ったり、ケロイドになったりすることがあります。
- 術後に傷が離解した場合は再度縫合処置が必要です。
- 感染などで眼窩蜂巣炎になることがあります。
- 術中鎮静剤を使用した場合血圧低下、除脈、呼吸抑制などが起こることがあります。
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(Dr.鹿嶋ホームページ)
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