当クリニックの経営信条
なんらかの組織を率いていく時に、多人数のスタッフが同じ方向を見られるように、経営方針を作ることが一般的であろうと思います。 当院でも創業当初から掲げている経営信条があります。 今回はそのお話をしたいと思います。 日本と米国で暮らした経験から、日本人の特徴が分かっています。 日本では、耐えることが美徳とされます。 なので、楽しんでいる、ということを表出するよりも つらいことを我慢している、ということのほうが周囲からの受けがいいというのが実情だと思います。 それは患者さんも、スタッフも同じです。 苦しんでいるといわなければいけない環境。 楽しく仕事をすることが許されない社会。 個人的には、全然好きではありません。 患者さんたちは、病気や手術に対する不安を抱えながら受診します。 基本的に幸せな状態では来院しないのです。 だからこそ、帰るときには幸せな気持ちでお帰りいただきたいと思います。 当院で働く若い人たちにも、楽しんで人生を過ごしてほしいと思っています。 苦しんでいるのが当然の社会であってほしくないのです。 もちろん個々人の努力があるという前提ですが、、、、 当院の経営信条は3項目です。 1. 患者さんを幸せにする 2. 患者さんが幸せになることを通して自分が幸せになる 3. 自分が幸せになることを通して社会を幸せにする。 だれかが100%の幸せを求めると、その周囲の人は100%の幸せになることは難しいと思いますが みんなが協力して80%くらい幸せになることは出来るように思います。 全員がそれなりに幸せな社会、それを目指して行きたいと思っています。