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オペのリスクと、スタンダード

オペのリスクと、スタンダード

世の中に100%安全なものはありません。

手術もまた同様です。

だからこそ、同意書、というものが存在しますし

手術を受けた方すべてでサインを頂いております

死ぬ目にあうリスクすらあります

手術を行うかは、行って成功した時のメリットと

合併症が起こった時のデメリット

それぞれを比較検討し

メリットが大きいと判断された場合に手術を行いますが

医師が手術を決定するわけではありません

僕ら医師はあくまでアドバイザーであり、伴走者

決定するのも、実際に走るのも患者さん本人です

どの手術でもそうですが

白内障手術をしても、緑内障手術をしても、硝子体手術をしても

失明のリスクはありますし、術中死の可能性だってあります

術後に合併症が起こったら、患者さんはイヤなのはわかりますが

執刀した医師だってイヤなのですからわざとやることは絶対にありえません

ただどうやってもリスクはゼロにならない

車で言えば、遠くに行けて便利だけど、事故で死ぬリスクはあるよって事なのです

進学、結婚、出産、家の購入など、すべてにおいてリスクとベネフィットがあるのです

出来ることなら不具合なく行って欲しい

そう思いながら、すべての手術は行われています

最近、術後の不具合をブログに書かれている方を拝見しました

医療に100%はない、すべての患者さんが幸せになるのは難しい、

合併症のブログがあっても良いと思いますが

そのブログには、虚偽の内容が多く含まれています

「特に何もしなかった」というのは犯罪に近い嘘です

ここで経緯について記載したいと思います

〇月2日手術術後退院時、見えているとのことだったため退院。
4日夕方閉院後に電話あり、視野がかけていると。すでに週末で遠方だったため、何もできず、翌朝眼科受診勧めた。
5日 近医眼科より入電。すでに手術中にステロイドパルス、ケナコルト注射を行っていることを伝え、現状では追加出来ることがないと、眼科Drと鹿嶋で合意。プレドニン内服処方していただき、かしま眼科受診を勧めた。
7日かしま眼科受診。視力検査・眼圧検査・視野検査・眼底カメラを行い、創部のケアを行う。ステロイドパルス点滴も行う。9日視力検査・眼圧検査・眼底カメラ、視野検査すべて行う。ステロイドパルス点滴も行う。11日視力検査・眼圧検査・眼底カメラ、視野検査ステロイドパルス点滴もすべて行う。当日本人A大に転院希望あり、紹介状書く。

以上が本当の経過。何も検査していない、というのは明らかな虚偽です。

そもそも2日退院時に見えていた、4日の時点で見えていないことに気付いた。

視野障害であれば、視神経炎か、血管障害です。

視神経炎が起きているのであれば、すでに術中のトリアムシノロンとパルス点滴で十分に対応されています。

血管障害の場合はとても難しく、網膜の血管閉塞は90分で死んでしまうということが分かっていて大抵の血管障害の患者さんは助かりません。

すでに手術から2日半も経過して連絡が来ても、残念ながら何もすることが出来ないのです。

ステロイドは、その場で可能な十分量投与されています。

その患者さんは

「なんの治療もしなかった」

「なんの検査もしなかった」

と書いていますが、すべてウソ。

検査もしているし、治療もしています。

ただただ、手遅れだったのです

ちなみに外壁の減圧でも失明する場合があります

ブログの方は視野の一部障害だったのですが

僕がUCLAにいた頃、術中に完全散瞳した患者さんがいました

術後に見えないとのことだったので

ステロイドパルスなど行いましたが回復せず

完全失明のままでした

つまり減圧手術そのものにリスクがあります

いや、眼科手術全てに失明のリスクがあり、すべて手術同意書に説明されています

今回の方にもしっかり視野障害のリスク、視力障害のリスクは説明していますし

それは他の減圧受けた方の方がご存知でしょう

その方、ブログにも記載している通り、保健所に通報したようなのですが

「同意書をもらっていない」とウソを言っていたと保健所から聞きました

本当にひどい、、、、、、

当院で手術をしたすべての患者さんがこれについてはウソだということが分かると思います

当院、同意書の文量はかなりあり、すべて起こり得ることについては書いていますから

もう1つ

脂肪減圧はスタンダードではないと、書いてありました

そうです

主流ではない

では主流はなにか

それは眼窩外壁の減圧になります

話は数年前に戻りますが、僕がUCLAに行ったのはなぜだか知っていますか??

眼窩減圧を学ぶためだったのです

実は眼窩外壁の手術を発表し、減圧の手術を飛躍させた張本人がUCLAのゴールドバーグ教授、その人

そうです、僕のUCLA留学は、眼窩外壁の減圧を学ぶためだった、ということです

僕は発明者から直々に薫陶を受けたいわば直系の弟子になるのです

だから、いまでも外壁の減圧は行っていますし、いつでも行えるだけの経験と設備は持っています

では外壁を学んで、手術もいっぱいやったけど、今は第一選択を脂肪減圧にしたのはなぜか

それは脂肪減圧が外壁よりも優れているから

ダウンタイムは短く、負担が軽いのです

皮膚のキズも作らず、自然な表情で治すことが出来る

それだけ患者さんを幸せに出来るからこその脂肪減圧

そして患者さん達のご希望が

 

「増えた脂肪を取ってよ!なんで骨を削らないといけないんだ!!」

だったっということなのです

だから世の中で減圧を受けたい希望の人が一気に増えたのです

スタンダードはなにか?

は後世が決めること

馬に乗って移動するのが常識だった時代の人は

ずっと馬での移動がスタンダードだって言うのでしょうか?

車が出てきたら、それはスタンダードじゃない!!って言うのでしょうか?

かしま眼科の無かった3年前、バセドウ病患者の怨嗟の声が溢れていました

東京の専門病院に行ったけど何もしてくれなかった

よく聞く言葉でしたし、いまでも聞きます

バセドウ病眼症の発症から何年たっても

 

眼症になった顔は自分の顔ではないと思って苦しんでいる方がいるのです

僕は、出来るだけ負担の少ない方法を選んで患者さんに提供したいと思っています

ただ医療にはリスクがあるということを知っておいていただきたいです

個々人が信じられるドクターを選んで頂ければ良いと思います

 

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2019年手術実績 3850件(2019年1-12月)
涙道涙液学会 理事

オキュロフェイシャルクリニック東京 中央区銀座1丁目ビル8F
03-5579-9995
http://www.oc-tokyo.com/
新前橋かしま眼科形成外科クリニック 前橋市古市町180-1
027-288-0224
http://www.kashima-oc.com/

2019年11月10日のバセドウ病眼症講演会の内容はこちら
https://youtu.be/kxH9sgrlt0A

OurAgeに特集していただきました
https://ourage.jp/column/karada_genki/more/187841/

バセドウ病眼症に悩んでいる方はどうぞ
「1時間で分かる 甲状腺眼症入門パンフレット」
https://oculofacial.page.link/FoB
現物
https://oculofacial.page.link/pamphlet
kindle版
https://www.amazon.co.jp/dp/B07MS9HNSH/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_U_NJ8pCbV9B21VS

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