バセドウ病では病気によって眼球突出が起こります。
これにより、ドライアイ、逆さまつ毛、球後痛、斜視、視力低下、そして醜形などを起こします。
活動期の治療は点滴や局所注射などのステロイド治療ですが、
発症から約1年が過ぎ、非活動期になってしまった場合には眼窩減圧術の適応になります。
患者さんから、「保険適応ですか?」と聞かれることがあります。
眼科医からも同様の質問受けることがあります。
当院では、一時期に顔貌の変化があるなど眼症の発症が明らかであった場合には
健康保険を使用して手術を行います。
バセドウ病の眼球突出は、まさに病気による変化ですので
健康保険の適応にならないとおかしいと思いますし、
いままで保険が通らなかったことはありません。
バセドウ病は、青年期から壮年期に好発する病気です。
発症すると内科へも眼科へも通院が必要になります。
仕事などで忙しくしている年代の患者さんたちに、
時間的なコスト、金銭的なコストがかかる病気です。
我々の年代は、毎月税金のように健康保険の代金が徴取されています。
ほとんどのお金は高齢者の医療に使われている筈で、
保険のシステムを支えているのは我々です。
病気になった時に健康保険が使えないのであれば
健康保険を支えている意味がないとすら思います。
昨年度実績2000件(うち眼瞼下垂手術941件、眼窩減圧150件)
群馬大学 眼科 非常勤講師
帝京大学 眼科 非常勤講師
涙道涙液学会 理事
アジア太平洋眼形成学会 理事
オキュロフェイシャルクリニック東京 中央区銀座1丁目ビル8F
03-5579-9995
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