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2019.07.16

手術後に目が動かない眼窩骨折①

手術後に目が動かない眼窩骨折① 今回は間違った治し方をされてしまった方についてお話したいと思います。 30代の女性の方。 駅で意識消失、転倒して顔面を強打して受傷。 そのまま近所の総合病院に担ぎ込まれました。 形成外科のドクターの診察の後で、眼窩下壁骨折があるから手術が必要との診断となります。 入院して手術日が決まり、手術をしたのですが、 その直後から眼球が動きません。 手術直後だから仕方ないとの担当医の言うことを信じ 回復をまっていましたが、数日たっても1週間経っても一向に目が動くようになりません。 2週間が経過し、ご両親の勧めもあり近所の眼科へ行ったところ 「手術後にこれほど眼球が動かないのはおかしい」 診て頂いた先生からすぐに当院で診察してもらうように勧められ、 直接先生からお電話もいただき診察することになりました。 当院での眼球運動の検査では眼球が上にも下にも動かない状態。 あきらかに変で、何か悪いことが起こっているようでした。 診断には現状でのCTと、前医の手術内容が必要になります。 近隣でCTを撮ってくれる病院に依頼し、ご本人に撮影に行っていただきました。 CTを見て驚いたのが、上顎洞に入っているバルーンが眼窩の骨を押し上げているのです。 それどころかその骨が眼窩に突き刺さるようになっていていました。 よくよく見ていると眼球を動かす筋肉(下直筋)にその骨が刺さって押し上げているのです。 筋肉には運動に対して二つの重要な役割があります。 一つには収縮、もう一つは弛緩です。 腕の曲げ伸ばしを創造してもらうとわかります。 上腕二頭筋(力こぶの筋肉)で言えば 腕を曲げるときには収縮、そして腕を伸ばすときにはしっかりと緩まなければなりません。 この方の眼球運動障害が上下で強い理由は 骨が突き刺さっていることで収縮が出来ない、つまり下を向けないことと 骨が突き刺さっていることで弛緩が出来ない、つまり上を向けないことだったのです。 筋肉に骨が刺さっている。 そして手術からすでに2週間は過ぎている。 キズというのはかならず治癒する方向に進みます。 進む過程で瘢痕を作るのです。 となると眼窩に刺さった骨の周囲にはすでに瘢痕が出来ていることが疑われます。 手術が一日遅れれば、それだけ瘢痕が出来て固まってしまう。 すぐに手術したほうが良い、そう思いました。 読んで勉強になったり、面白かったと感じたら、いいね!をお願いいたします。 2018年手術実績 3046件 群馬大学 眼科 非常勤講師 涙道涙液学会 理事 オキュロフェイシャルクリニック東京 中央区銀座1丁目ビル8F 03-5579-9995 http://www.oc-tokyo.com/ 新前橋かしま眼科形成外科クリニック 前橋市古市町180-1 027-288-0224 http://www.kashima-oc.com/wp/ バセドウ病眼症に悩んでいる方はどうぞ 「1時間で分かる 甲状腺眼症入門パンフレット」 https://oculofacial.page.link/pamphlet kindle版 https://www.amazon.co.jp/dp/B07MS9HNSH/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_U_NJ8pCbV9B21VS

2019.07.14

凹んだ眼球も治します
– 眼窩骨折の治療⑤

眼窩骨折の症例 凹んだ眼球も治します。ここまで眼窩骨折の場合の治療について書いてきました。ここからは実際の症例についてお話することにします。 20代女性、交通事故で受傷。自動車のハンドルに右目をぶつけ、眼窩骨折と眼瞼下垂を発症しました。その後総合病院の眼科と形成外科でケガが安定化し改善するのを待っていました。受傷後1年以上経過し、眼球陥凹と眼瞼下垂がこれ以上改善しないため、当院にご紹介いただきました。 右眼の眼球陥凹は重度で、上眼瞼の影の形状が左右で大きく異なることが分かります。この方は内壁と下壁の骨折であり、その接合部(Orbital strutという)が折れていました。接合部が折れるのは、眼球運動障害よりも、眼球陥凹が強く出るタイプ。 この方も非常に強い眼球陥凹が残っていました。またケガによる眼瞼下垂がありますが、こちらも手術が必要になるため手術は二回に分けて行う必要がありました。一回目の手術は、眼窩内下壁骨折の手術で、日帰り全身麻酔で行いました。二回目の手術は、右上眼瞼の眼瞼下垂手術で、局所麻酔で行っています。 手術を行って眼球陥凹が改善し、左右差が目立たなくなっているのが分かると思います。とくに上眼瞼の影の形が変わっていることに注目してください。また、眼瞼下垂手術によって二重の幅が小さくなっているために左とのバランスが取れてきているのが分かります。まだ微妙な左右差は残っているのですが、保険診療で出来るのはここまで。さらに修正するとなると自費になってしまうこととご本人もさほど気にされておらず終診となったのです。 このように眼球陥凹も表情に大きな不具合を生じるのです。眼球を前に出したり、後ろに引っ込めたり。どちらも軽々とやっているように見えるかもしれませんが、1年以上治療されていなかったことからも分かるようにこの領域の治療には高度に専門的な知識や経験が必要なのです。次は間違った治し方をされてしまった症例についてお話したいと思います。 読んで勉強になったり、面白かったと感じたら、いいね!をお願いいたします。※患者さんご本人の了解を得て、写真を公開させていただきました。 2018年手術実績 3046件 経歴 群馬大学 眼科 非常勤講師 帝京大学 眼科 非常勤講師 涙道涙液学会 理事 アジア太平洋眼形成学会 理事 医院名 新前橋 かしま眼科形成外科クリニック 住所 群馬県前橋市古市町180−1 電話番号 027-288-0224 公式サイト こちらから バセドウ病眼症に悩んでいる方はどうぞ 「1時間で分かる 甲状腺眼症入門パンフレット」 こちらから 現物 こちらから kindle版 こちらから

2019.07.03

美容外科手術後の修正④

美容外科手術後の修正④ 筋肉を後転してまぶたを下げ、眼瞼下垂という病的な状態にしました。 そもそも最初の手術のまぶたよりも下がっている状態です。 わざとその状態にして、1週間過ごしてもらいました。 下げることがどういうことか、実際に体験してもらったのです。 その状態になって初めて患者さんは気付いたのです。 「下げれば良いわけでは無い」 「自分がなりたいのは、このまぶたではない」 しっかりと自覚してもらいました。 でも下げたということはもう一度上げなければなりません。 確実に再手術が必要になります。 再手術にも時間的なコスト、そして医療用の糸や覆布など金銭的なコストがかかるのです。 下げることを決断した時点でさらに2回の手術を覚悟しなければなりませんでした。 でも患者さんが幸せになるためには どうしても一度眼瞼下垂になってもらう必要がありました。 その結果、下げすぎるとどうなるか どんな見た目になるのかを体験してもらいました。 体験してもらったところで 下がりすぎは理想と違うということが、やっと分かってもらえました。 その後、理想的と思われる位置まで上げる手術をしました。 結局、最初の修正手術から5回の追加修正手術、トータルで6回の手術を行ったのです。 最初の手術が、きちんとご本人が理解した上で行えていたら。。 最初の手術で、美容外科のドクターが挙筋短縮は必要ないと正確に診断できていたら。。。。 いくつもの不幸が重なって、あのような状態になっていました。 最後の修正の後も、二重瞼の形状や眼瞼縁の形状を気にされていました。 恐らくどんな状態に仕上げたとしても、無限に気になってしまう精神状態なのです。 100点を求める気持ちは分からなくはないですが 医者も人間ですから100点をとることは難しいのです。 (皆さんの中でも人生で100点を取り続けた人はいないと思います) どこかで手術を受けてから眼瞼の形が思いどおりにならず悩んでいる方がいます。 修正手術はとても大変なので僕が自ら進んで言いたいものではありませんが 当院であれば何かしらのお手伝いが出来るかもしれません。 またこれから美容外科で手術を受けようと思っている方は 術後の見た目が、自分が思い描いている姿にならない可能性があるということを自覚されると良いと思います。 もちろん当院で手術しても同じように望まない結果が出る可能性もあります。 が、どうなってもある程度は修正手術が可能である、 という意味では一般のクリニックとは、すこしポジションが違うのだと思います。 出来るだけ多くの人が、幸せな人生を送れますように。 2018年手術実績 3046件 群馬大学 眼科 非常勤講師 涙道涙液学会 理事 オキュロフェイシャルクリニック東京 中央区銀座1丁目ビル8F 03-5579-9995 http://www.oc-tokyo.com/ 新前橋かしま眼科形成外科クリニック 前橋市古市町180-1 027-288-0224 http://www.kashima-oc.com/wp/ バセドウ病眼症に悩んでいる方はどうぞ 「1時間で分かる 甲状腺眼症入門パンフレット」 https://oculofacial.page.link/pamphlet kindle版 https://www.amazon.co.jp/dp/B07MS9HNSH/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_U_NJ8pCbV9B21VS

2019.07.01

美容外科手術後の修正③

美容外科手術後の修正③ 筋肉を伸ばして固定し まぶたを下げることが出来ました。 上の白目は見えなくなって、より良い表情にすることが出来たのです。 ただし、そこからが大変でした。 以前の手術後に大きく顔貌が変化してしまっています。 皮膚も脂肪も筋肉も切除され、元にはどうやっても戻りません。 となると基準となる状態、理想とするものがないのです。 まさに宇宙空間で漂っているように上下左右、天地が分からないような状態です。 そうなると自分自身で何がベストなのかわからない。 これだ!という不自然ではない位置にまぶたを固定しても 「まだ上がっているのではないか?もっと下げられないか?」 という訴えが出てしまうのです。 先述のようにまぶたを上げることも下げることも たくさんの手術をしているので相当得意な方だと思いますが それでも「やっぱりもうこれ以上は無理なんですかね。。。」なんて 完全なマイナス発言が出てくる始末。 眼形成と美容の専門家として どのような形状のまぶたが良いのかを常に見ていますから まぶたを見る目はあると思いますが とても綺麗で不自然ではない状態にまで下ろすことが出来ていたのです。 この綺麗なまぶたでもそういう考え方をされてしまうとなれば 最終的には、もう手立てが一つしか残っていません。 つまり、、、、、、過度に下げて、下げすぎはダメだということを実感してもらうことが必要だと感じました。 そこで挙筋を大きく後転して、わざと眼瞼下垂の状態になってもらったのです。 2018年手術実績 3046件 群馬大学 眼科 非常勤講師 涙道涙液学会 理事 オキュロフェイシャルクリニック東京 中央区銀座1丁目ビル8F 03-5579-9995 http://www.oc-tokyo.com/ バセドウ病眼症に悩んでいる方はどうぞ 「1時間で分かる 甲状腺眼症入門パンフレット」 https://oculofacial.page.link/pamphlet kindle版 https://www.amazon.co.jp/dp/B07MS9HNSH/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_U_NJ8pCbV9B21VS

2019.06.29

美容外科手術後の修正②

美容外科手術後の修正② 患者さんのご希望は最初の手術以前の顔に戻りたい、だったのですが すでに皮膚を切除されており、重瞼をばっちり作られており 眼窩脂肪も切除されていました。 そうなると元に戻すということは出来ないので 過剰に上がっているまぶたを下ろすことだけに専念し 出来るだけ他の部分を触らないで手術すると伝えました。 手術は二重瞼のラインからアプローチし新たなキズは作らないようにしました。 まぶたというのは厚さは数ミリしかないのですが ミルフィーユのように何層にもなっていて それぞれに役割があるのでそれらを判別しながら 1層1層丁寧に剥離していくことが大事です。 何もない状態でもミルフィーユを一枚一枚判別していくのは難しいのですが すでに3回も手術でいじられてしまっている。 中はそのミルフィーユが接着剤で張り付けたようになっていてガチガチの状態。 (身体の組織って一回手術するとまさに接着剤のような瘢痕が出来てしまうのです) それでも丁寧に丁寧に一枚一枚剥離していきます。 ガチガチで見分けがつきづらいですが、丁寧に。 結膜までアプローチ出来れば、ほぼゴールは見えます。 結膜を剖出し、そのまま上方に剥離を進めると、、、、、 いじられていない組織が見えてきました。 他院手術後の修正手術というのは、いかにして自分の得意な形に引き込むか、にかかっています。 そのためには今までにいじられてしまった組織の外側に辿り着くことが必要なのです。 この時点で、手術としての勝ちはほとんど決まったのですが 実はその後に、もっともっと大きな問題が隠れていたのです。 2018年手術実績 3046件 群馬大学 眼科 非常勤講師 涙道涙液学会 理事 オキュロフェイシャルクリニック東京 中央区銀座1丁目ビル8F 03-5579-9995 http://www.oc-tokyo.com/ バセドウ病眼症に悩んでいる方はどうぞ 「1時間で分かる 甲状腺眼症入門パンフレット」 https://oculofacial.page.link/pamphlet kindle版 https://www.amazon.co.jp/dp/B07MS9HNSH/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_U_NJ8pCbV9B21VS

2019.06.28

美容外科手術後の修正①

美容外科手術後の修正① 開院から1年が経過し徐々に皆さんに知っていただくことが出来てきました。 皆さんさまざまなお悩みで来院されますが ほとんどの場合他院で治療を受けたが治っていないか 治療を断られた患者さんが多いです。 最近の患者さん、美容外科で手術を受けられたあとで お顔の状態が崩れてしまって その修正を希望されて来られるかたがいらっしゃいました。 二重の手術を希望して美容形成外科に行ったのですが 眼瞼下垂ではなかったのに担当の先生のお勧めのままに挙筋短縮を行い 上眼瞼が上がりすぎて、ぎょろっとした眼になってしまったのです。 そのまま待っていれば治るからと言われて待っても治らず 他の高名な美容外科の先生のクリニックで修正の手術をお願いしましたが 創を開けてみたけれど、筋肉が癒着していてまったく下げることが出来ず さじを投げられたのです。 いろいろさんざん悩みぬいた末に、インターネットで調べて当院にいらっしゃいました。 ご本人がおっしゃる通り確かに挙筋を短縮しすぎていて上の白目が露出し ひと目でやりすぎだとわかる状態でした。 患者さんご本人は以前の美容外科の経験から 半分あきらめモードで、藁にもすがるような気持で受診されました。 まぶたを何回も手術されている以上 開いてみなければどんな状態になっているかわかりません。 確実に治せる保証はないのです。 美容外科手術後の合併症の修正ですから 健康保険では治せません。 高額な自費の手術になります。 そしてご本人の精神状態はかなり落ち込んでいて 何を話してもダメだったらどうしよう。。と考える鬱状態。 この状態で手術をすると何をどうやって仕上げても 細かいところが気になってしまって 満足するのは到底無理になってしまうのです。 つまり手術を引き受ける側からすると ババ抜きのババを引くような悪条件でした。 でも僕は今まで美容外科手術後の修正を何例も経験しています。 美容外科や形成外科の先生たちは本当に深いところ、手を出しづらいところまでは 手術で手掛けることが出来ないと知っています。 さらにバセドウ病眼症の眼瞼後退で吊り上がったまぶたを治しているので 吊り上がったまぶたを下げることは誰よりも数多くやっており むしろめちゃくちゃ下げられる手術法を持っていますから 決して確定的に話はしませんでしたが 引き受けられるのは自分しかいないなあと思って ご本人が希望すれば、やります、とお伝えしたのです。 2018年手術実績 3046件 群馬大学 眼科 非常勤講師 涙道涙液学会 理事 オキュロフェイシャルクリニック東京 中央区銀座1丁目ビル8F 03-5579-9995 http://www.oc-tokyo.com/ バセドウ病眼症に悩んでいる方はどうぞ 「1時間で分かる 甲状腺眼症入門パンフレット」 https://oculofacial.page.link/pamphlet kindle版 https://www.amazon.co.jp/dp/B07MS9HNSH/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_U_NJ8pCbV9B21VS

2019.06.21

自分が患者になってみた④

手術台に横たわるといろいろな器械がつけられます。 心電図、酸素モニター、血圧計。 そして麻酔科ドクターが 「眠くなっていきますね~」 と言いました。 あれ?あんまりぼうっとしないなあ なんてことを考えていたら2-3秒で顔全体が少し熱っぽくなってきたなあと思ったら あっという間に視界がぼやけて暗くなり電源が落ちたように真っ暗になりました。 と思ったら「はっ」と目が覚めて、、、 手術は終わっていました。 まったく痛みがありませんでした。 本当に本当に全身麻酔は素晴らしいです。 まったく恐怖を感じなかったのです。 覚醒も良好で、すぐにリカバリーに戻りましたが眠くもなく 付添者と普通に話をすることが出来ました。 30分後からは飲水可能。 先述の通り、脱水状態になっていましたので ペットボトルの水を飲み干しました。 手術時間20分、部屋に戻ったのが9時50分くらい。 覚醒は良好だったのですが、 そのクリニックの決まりで退院は午後2時以降になるため 本当にやることなく(笑)過ごしました。 ちなみに当院では覚醒したら順次帰宅していただいています。 iPhoneで本を読んで過ごしたのですが 充電が気になったので、これから当院では全身麻酔の患者さんには 今後、携帯充電器を貸し出そうと思っています。 日帰り全身麻酔手術、やはり素晴らしい価値があります。 そして日帰り全身麻酔での手術、受けて良かった。 経過ももちろんですが 患者になることでいろいろ気付くことが出来ました。 今後、ネット上にご意見箱も設置する予定なので(これもパクリ(笑)) こまごまとしたことでも改善のご意見あれば是非お願いいたします(^_-)-☆ 2018年手術実績 3046件 群馬大学 眼科 非常勤講師 涙道涙液学会 理事 オキュロフェイシャルクリニック東京 中央区銀座1丁目ビル8F 03-5579-9995 http://www.oc-tokyo.com/ バセドウ病眼症に悩んでいる方はどうぞ 「1時間で分かる 甲状腺眼症入門パンフレット」 https://oculofacial.page.link/pamphlet kindle版 https://www.amazon.co.jp/dp/B07MS9HNSH/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_U_NJ8pCbV9B21VS

2019.06.19

自分が患者になってみた③

自分が患者になってみた③ 当日はお休みにさせてもらって 朝8時に手術のため某クリニックへ。 リカバリーに案内される前とされた後に食事、飲水の確認。 何度も確認があります。厳重です。 そして付き添い用のセキュリティーカードが渡されます。 セキュリティーも厳重。 これを見て思ったのですが、 最初からこれだけ厳しかったのではなくて きっと何かの問題があったからこうなっているのでは、と邪推しました。 当院ではここまでのセキュリティーにしていませんが、 いずれ誰か身元不明の不審者が出入りしたりするようなら 対策を講じないといけなくなるかも、、、なんて考えました。 多分絶飲食も守れなかった患者さんが何人もいたのではないかと思いました。 ベッドには患者さん向けの当日の過ごし方と 付添者向けの当日の過ごし方が置いてありました。 とても有意義な情報。 よし、パクろう(笑) 患者さんは術衣に着替えて、スリッパに履き替えます。 スリッパは使い捨て。 当院では無印のスリッパ使っていましたが 使い捨ての方が良いですね。 よし、パクろう(笑) そして8時50分になっていよいよ手術室に呼ばれました。 ここまで不安はまったくなし。 だって、全身麻酔だからね。 痛みなんか絶対感じないし、 むしろ全身麻酔の体験が出来ることに喜びすら感じるような気持ちでした(笑) つづく(笑) 2018年手術実績 3046件 群馬大学 眼科 非常勤講師 涙道涙液学会 理事 オキュロフェイシャルクリニック東京 中央区銀座1丁目ビル8F 03-5579-9995 http://www.oc-tokyo.com/ バセドウ病眼症に悩んでいる方はどうぞ 「1時間で分かる 甲状腺眼症入門パンフレット」 https://oculofacial.page.link/pamphlet kindle版 https://www.amazon.co.jp/dp/B07MS9HNSH/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_U_NJ8pCbV9B21VS

2019.06.17

自分が患者になってみた②

自分が患者になってみた② 医者になってからというもの 全身麻酔を麻酔科の先生にかけてもらった手術数は 多分数千件に上ると思います。 麻酔科の先生が静脈麻酔薬(プロポフォールとか)を注入するときに 「これから眠くなりますよ~~」 「すこし点滴の部位がしみるかもしれません~~」 なんて言っているのを横で聞いていました。 患者さんのブログとか見ていると 「絶対寝ないように頑張ったけど一瞬で落ちた」 「1から数え始めたけど5くらいで意識がなくなった」 なんて書いてあります。 実際にはどうなのか。 実は麻酔科の先生も体験したことある人はほとんどいないはず、、、、、、 病気にならないと全身麻酔かからないですからねえ。 人生3度目の全身麻酔。 果たして実際はどうなのか。 患者さんにあれこれメリットを説明するくらいなら 自分で体験しないといけませんね。 これでより患者さんに寄り添うことが出来る! なぜなら自分が患者だから(笑) 他のクリニックで日帰り全身麻酔手術を受けるということは 術前術後の管理についても他のクリニックのやり方を体験することになります。 そのクリニックでは前日夜12時までは飲食可能その後、絶食 朝5時までに300㏄までならクリアウォーター飲水可能となっていました。 手術前日はアルコール禁止。 当院では前日夜9時まで飲食可能、その後絶食。 手術開始時間の3時間前に500㏄のクリアウォーターを飲んでもらってます。 手術前日のアルコールは禁止せず。 実は手術前日はオキュロフェイシャルクリニック東京開院1周年のパーティーがあって 飲まないわけにはいかない状況でした。(真相はご想像にお任せしますが(笑)) 朝5時に目が覚めて、50㏄くらいの水を飲んだのですが 手術までの間が長くて、水分取れなかったので脱水になってしまった感じがありました。 やはり強制的に多めのクリアウォーター飲んでもらったほうが良いと思います。 つづく(笑) 2018年手術実績 3046件 群馬大学 眼科 非常勤講師 涙道涙液学会 理事 オキュロフェイシャルクリニック東京 中央区銀座1丁目ビル8F 03-5579-9995 http://www.oc-tokyo.com/ バセドウ病眼症に悩んでいる方はどうぞ 「1時間で分かる 甲状腺眼症入門パンフレット」 https://oculofacial.page.link/pamphlet kindle版 https://www.amazon.co.jp/dp/B07MS9HNSH/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_U_NJ8pCbV9B21VS

2019.06.15

自分が患者になってみた①

いきなりですが、自分が患者になってみました! 数年前から右の鼻腔が狭く、鼻中隔湾曲症があるなと思っていたのですが、 CTを撮ったところかなりというか今までの患者さんで見たことないくらい曲がっていて。。。。 自分自身が鼻腔内の手術も術者として行っているし、 リスクもそんなに高くないのであれば いっそのこと全身麻酔で手術受けてみよう!と思いました。 受けたのは東京・京橋にある某耳鼻科の有名クリニック。 実は東京院のオープン前に見学をさせていただいたことがあるのです。 手術室が6室もあって、リカバリーベッドも20台弱くらいあったと思います。 スピーディに全身麻酔をかけて手術をして覚まして、、、、 すべてを日帰りでこなしている。 本当に自分が理想とするクリニックの形がそこにあったのです。 UCLAで経験した日帰りの全身麻酔手術に近い臨床をみて 眼形成でも出来るはずだと思いました。 東京院は全身麻酔を並列で出来る施設にしているのは ここでの見学の経験があるからといっても過言ではありません。 いままでに数百人の全身麻酔手術を行ってきましたが すべて日帰りで、帰宅もしくはホテルに帰っていただくことが出来ました。 実は自分も今までの人生で二回の全身麻酔手術の経験がありますが 医師になってからは一度もありません。 患者さんが受ける全身麻酔手術がどんなものなのか、体験するのも悪くないんじゃないかと思いまして、実は数日前に手術受けてきました。 鼻中隔弯曲症手術の手術(笑) その感想や顛末はまた後日。。。。。 2018年手術実績 3046件 群馬大学 眼科 非常勤講師 涙道涙液学会 理事 オキュロフェイシャルクリニック東京 中央区銀座1丁目ビル8F 03-5579-9995 http://www.oc-tokyo.com/ バセドウ病眼症に悩んでいる方はどうぞ 「1時間で分かる 甲状腺眼症入門パンフレット」 https://oculofacial.page.link/pamphlet kindle版 https://www.amazon.co.jp/dp/B07MS9HNSH/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_U_NJ8pCbV9B21VS

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【新前橋 かしま眼科形成外科クリニック】
電話番号:TEL:027-288-0224
〒371-0844
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