2017.07.23
当院では眼窩脂肪の減圧を行っています。
当院では、バセドウ病の眼球突出の方々に眼窩脂肪の減圧術を行っています。
眼窩脂肪の除去は下のまぶたの裏を切開して行うため、、表面に傷が残りません。
また切除するのにドリルや電気メスなど熱を発する器械を使用しないため、術後の腫れも最小限で済みます。
切除する脂肪は、必ず眼球の後ろにある脂肪を取らなければいけません。
まぶたの表面の脂肪だけ切除しても何の効果もでないので、まちがっても美容外科などで高い手術料金でまぶたの脂肪切除をするのはおやめください。
上のまぶただけでなく、下のまぶたにも突出した脂肪は眼球の後方から押されて出てきただけなので、
まぶたの脂肪の切除では治らないのです。
眼球の後方の脂肪を切除することにより、上下のまぶたの脂肪もすっきりさせることが出来ます。
ただしここには神経や血管・筋肉が数多く存在し、この部分を手術できるのは専門のトレーニングを受けていないと非常に危険です。
僕は聖隷浜松病院とUCLAと国内最高の施設と世界で最高の施設で手術・研修を行ってきました。
いままでの知識をフル活用して、細心の注意を払いながら手術を行っております。
また、これらの手術は、”バセドウ病”という病気によってなったものですので、健康保険で治すことが可能です。
ケガで顔にキズが出来たものを治すのと同じ扱いです。
こういう情報が悩んでいる方に、少しでもお役に立てたら幸いに思っています。
2017.07.23
今週の減圧術はすべて県外からの方々でした。
今週は、眼窩減圧術を3例行い、全て県外から来院されました。
関東・関西・四国と大変遠方から来院していただき、全て日帰りで両側の減圧術を行いました。
当院では主に眼窩脂肪の切除を行っています。術後の腫れも出血も非常に少なく、とても良い方法です。
また今週は他県から見学のドクターが3名来院しました。
来院する患者さんも見学のドクターも勤務する医師も県外の方が多くなっています。
眼球突出にお悩みの方は是非一度ご相談ください。
2017.07.01
中国・温州でバセドウ病の手術の講演を行いました。
温州市で行われた第3回内視鏡・眼形成・美容形成学会で
バセドウ病の減圧術についての講演と、涙道内視鏡についての講演を行ってきました。
それぞれ15分ずつ、計30分の英語の講演でした。
英語のプレゼンでは、読み原稿用意は必須ですが、今回初めてアドリブも取り入れて講演することが出来ました。
2017.06.29
開業から3か月、全身麻酔症例数が40名を超えました。
開業から3か月が経過しました。
全国にも日帰り全身麻酔を行っている眼形成クリニックはほとんどないと思っていますが、
麻酔科医師の協力のもと、当院では術中の痛みの軽減のため、積極的に活用しています。
おかげさまで日帰り全身麻酔症例が40名を超えました。
症例はバセドウ病で眼球突出した方への眼窩減圧が多いですが、眼窩骨折、義眼床形成、眼窩悪性腫瘍、小児の内反・下垂・内眥形成と多岐に渡ります。
このような取り組みが日本の医療を少しずつ変えていくと信じて、前に進みたいと思います。
2017.06.12
県外からの来訪者が50名を超えました。
開業から2か月経過しましたが、県外からの来訪者が50名を超えました。遠方からの来訪ありがとうございました。
ほとんどがバセドウ病の眼球突出に対する眼窩減圧を望まれる方ですが、
東京、千葉、埼玉などの近県はもちろん、山梨、愛知、北海道、福岡からいらしていただき、
つくづく眼窩で悩まれている方が多いと実感しています。
眼窩の手術は、手術のスキルを持ったドクターが少ないのと、
全身麻酔でないと手術自体が出来ないので、そもそも出来る施設が少ないという2重の意味で全国的に限られた場所でしか手術が受けられないのです。
当クリニックの最終目標は、各地域にそのような医師がいる状態にしていくことだと改めて感じます。
2017.06.08
日帰り全身麻酔での眼窩減圧術を初めて一日で3件5眼に行いました。
今日は初の眼窩減圧術・日帰り全身麻酔で3件行いました。
2件は両側の眼窩減圧(筋円錐内脂肪切除)
1件は片側の甲状腺眼症性視神経症でした。
視神経症の方はステロイドパルス2クールしても暗点がとれず、視力も0.5までしか回復せず、内壁下壁の減圧を行いました。
2017.06.03
第五回日本再建外科学会にて講演を行いました。
平成29年6月3日
第五回日本再建外科学会イン小倉にて講演を行いました。
今回は
前日の涙道内視鏡のワークショップ
シンポジウム座長
シンポジウム講演
一般演題1題
共同演者2題 と
6つのお役目がありました。一般演題は「甲状腺眼症に対する眼窩減圧のリスク」で
内壁の減圧では眼球運動は悪化する可能性が高いが、外壁の減圧の場合にはむしろ眼球運動が改善するという話をしてきました。
シンポジウムは眼瞼下垂について、さまざまな術式がある中で、どの部位をターゲットにするべきかをお話ししました。