目の下のくま
(眼窩脂肪ヘルニア)
下眼瞼脂肪ヘルニア(目の下のくま)の治療も行っております 眼窩脂肪移動術(ハムラ法)でキズが残らず改善 当院では下眼瞼脂肪ヘルニア(目の下のくま)に対する眼窩脂肪移動術(ハムラ法)を行っていますが、手術前後の写真です。皮膚のたるみがない場合には結膜(下まぶたの裏)から行っていますので、表面にキズを作りません。術前の状態だと、すごく疲れている印象になっていますが、術後にそれが改善しています。 「下眼瞼脂肪ヘルニア」専門医へのご相談はこちら 日本では眼形成の専門医師・専門施設が少なく、治療に対する情報量も少ないのが現状です。 その為多くの場合、病気や事故等によって目の周りの表情が変化した患者さんが自分の症状は治らないものだと思い込んでしまい、元の状態に戻す事を諦めてしまっている事が多いと感じています。 決して諦めないでください。まずは専門医にご相談ください。 電話で今すぐ相談する 下眼瞼脂肪ヘルニア(目の下のくま)の手術内容とリスクについて 下記に手術内容や、それに伴うリスクについて記載した同意書の文面を記載します。なお、この写真はEOS Kiss X6にてフラッシュ無しの同条件で撮影したものです。 1.あなたの病名と現在わかっていること、病態 眼窩脂肪ヘルニア 眼球が骨に囲まれた部分を眼窩といいます。そこには眼球と眼球の働きを維持するための色々な組織(涙を作る器官、眼を動かす筋肉、視神経、視神経を保護する組織、脂肪組織など)が入っています。 眼窩脂肪が年齢とともにたるんで、前方に突出します。さらに骨の前面にある脂肪が萎縮するため、下まぶたのふくらみが明らかになります。 2.この治療の目的・必要性・有効性 ・ 突出した脂肪が不快感の原因になっている場合にはこれを切除します(脂肪切除法)。もしくは、脂肪の一部を骨の前面に移動することでまぶたのふくらみを改善します(ハムラ法)。 3.この治療の内容と性格および注意事項 術中に眼瞼の形を確認するため主に局所麻酔で行います。術前に痛みを感じにくいように鎮静剤を使用することがあります。 脂肪ヘルニアの場所に応じて下まぶたの裏の結膜や、睫毛下の皮膚の一部を切開します。手術中にヘルニアの広がりを確認しながら切除するため、切除範囲は手術中に決まります。出血が多い場合ドレーンを入れて終了することがあります。その場合は1~2日後抜去が必要です。 手術後眼帯をし、その上から冷却が必要です。 術後1週間程度、軟膏を使用してもらいます。術翌日からシャワー浴・洗顔・洗髪は可能です。創部に汚れがたまると不潔になりますので、毎日表面を軽く洗い流すようにしてください。ただし強くこすることはおやめください。3日後からは入浴が可能です。約1週間で創部の化粧は可能です。術後大きく顔貌が変化する場合があります。また術後に腫れますので創部が醜く見える可能性がありますが、完全に腫れが消退し、完成した状態になるためには6か月が必要です。 術中鎮静剤を使用した場合血圧低下、除脈、呼吸抑制などが起こることがあります。 4.この治療に伴う危険性とその発生率 手術により創部が腫れます。腫れの消退は最初の2週間で8割程度改善しますが、完全な消退には約6ヵ月かかります。内出血が起こる可能性があり、その場合には皮膚、結膜に最初赤いアザのようなものが出て、黄色く変色し重力に伴って下方に移動しながら約3週間で消退します。創部に血腫ができた場合は除去の処置が必要です。 感染などで眼窩蜂巣炎になることがあります。 腫瘍の周囲には眼に関わる神経や筋肉があり、これらが障害され視力障害や複視が出ることがあります。 術後に腫瘍による炎症などで眼瞼下垂が起こることがあります。その場合は再手術を行うことがあります。 術後傷痕が目立ち、ケロイドとなることがあります。その場合、内服、軟膏、再手術の可能性があります。 術後に処置をすることがあります。 術中鎮静剤を使用した場合血圧低下、除脈、呼吸抑制などが起こることがあります。 術後に痛み違和感が残る可能性があります。 5.偶発症発生時の対応 万が一、偶発症が起きた場合には最善の処置を行います。 6.代替可能な治療 程度が軽ければ、ヒアルロン酸注射によって改善できる可能性があります。 皮膚のたるみについてはレーザー治療が有効な場合があります。 7. 治療を行った場合に予想される経過 2週間程度で8割程度回復しますが、内出血が強い場合には3週間程度かかることがあります。通常1か月程度で良好な状態に戻ります。 8.何も治療を行わなかった場合に予想される経過 脂肪ヘルニアはゆっくり増大すると考えられます。